一人快芸術
セルフビルドの
沢田マンションが好きで
梅佳代も好きで
アウトサイダーアートにも敵わんと常々思っています。
広島市現代美術館で「
一人快芸術」という展覧会があり前述した面々が参加アーティストでしたので、観に行きました。
誰かの評価や利害やプライドみたいなモノに全く触れない所でものづくりをしている人がいます。厳密にいうと、作っては壊しを繰り返し、成果より行為そのものをたのしんでいる人もいました。きっと本人は芸術とは言わないであろうモノが、少し離れた場所の人からは充分に芸術的価値のある作品にみえる、ということがあります。たった一人で静かに熱中して何十年も続けられることがあるでしょうか?誰に見せるわけでもなく褒められるでもなく、ただただ1つの事に執着してしまえることは幸せな気もします。周りの人や事に翻弄されて、恨んだり妬んだり、優越感に浸ってみたりするのがヒトの性だし、ヒトとして生まれた不幸でもあります。何か強烈に「熱中できること」があったら、例えば惨めな思いや辛い事があっても「熱中してること」に一時的にでも非難できるのになーと。
展示作品のほとんどは一見子どものフレッシュで無邪気な感性に似てますが、それよりももっとエグくて深い所にある感覚は「幼稚な」とは形容しがたいものがありました。(キュレーターが良かったのか)展覧会の切り口自体が面白いと思うし、
広島市現代美術館の施設や立地もかなり良かったです。
館内のミュージアムショップで購入した「めがタン」広島福山市
アートセンターきらり
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